なつのおわり

電車に乗って

発車前にうとうとして

はっと目覚めて飛び降りたら

目的地より二つ前の駅で

 

20分遅れでついたまちは

ちょうど高校生の下校時間で

なつのおわりのなまぬるい風がふくなか

駅の構内には
中途半端をぶらさげて

まだ家に帰るには早すぎるというように

女子高校生が髪の毛の先をいじっていた

 

そらが高くなった

入道雲がちぎれてうすくうすく

糸みたいになびいている

 

彼女たちはいつここを発つんだろう

そういえば私はいつここを発ったんだろう

 

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