思い出しました。

11月23日

中学時代からの友人・あっぱと、毎年恒例にしている

えびすこうの花火大会に、行ってきました。

 

彼女の持って来た、真澄の熱燗と、梅酒のホットと

私の持って来たフォカッチャと、するめとお菓子で

か〜んぱ〜い。

た〜まや〜。

 

そうして、思い出したのです。

 

小学生の、たぶん、6年生のころ。

6年2組の廊下から、あっぱの笑う声が、ちょくちょく聞こえてきました。

とても大きな笑い声で

それは、不思議と、周りのみんなまで笑い出してしまうような

空間をまきこんで、その場に居る人みんなを褒めているような

ほがらかで明るいもので

 

4組の廊下から、私はそれを聞いて

笑いの輪の中心に居るのは、面白い話をする目立つ子だったのですが

私は、その目立つ子の話に爆笑している、おかっぱの女の子・あっぱの姿が気になって

 

 

ちゅうがくせいになったら、あの子といっしょのクラスになりたいなあ

 

 

と、思ったのでした。

 

 

あれから私たちはずいぶんおとなになって

あっぱは、小学生の時のような爆笑をすることは少なくなったし

色んな笑い方をするようになったし

 

泣いたり、うまく行かなかったり、苦しんだり

喧嘩をしたりしました。

 

でも

花火大会の帰りの電車のなかで、あっぱと話しながら

面白いことを言って、彼女を笑わせようとしている自分に気づいて

 

ああ、いつまでたっても

あの時

教室の廊下で聞いた笑い声に

あの笑い声に、褒められたいんだなあ

とおもったら

幼くて馬鹿みたいで

でも、ちょっとだけ

ほんのちょっとだけ、”えいえん”みたいな何かに、触れた気がしたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

Hey Visitor!