すとんと

かたちにあてはめたくて

かたちにしてあんしんしたいと

かたちにできないものはとびこして

はしっているまいにち

 

こころはかたちにできにくいものらしい

おいてけぼりになったこころが

ぼうれいになっておそってくる

風になぐられ、わんわんと雨が泣いて

たちどまらざるをえなくなって

はじめてからっぽなことにきづく。

 

きづかされる、というのは人の群れのなかで

おきることがおおいのだけれど

そのきづきが、すとん、と腑におちるのは

わりかし

くさばなや、木のまえにいるときがおおい

とおもう。

 

この花、すごいな。